母親とCM出演「忘れられない経験」 WBCで人生変わった

侍ジャパンでの活躍をきっかけに一気に人気者になったヌートバー。今年は親子でCMにも出演し話題を呼んだ。

ホラン:
CM撮影はどんな体験でしたか。

ヌートバー:
初めてのCMなので、誇りに思います。母も一緒にその経験をできたのもよかったです。日本にいる人たちからメッセージや写真を貰えるのも嬉しいです。私と母にとって、とてもクールでした。

ホラン:
今している眼鏡はお気に入りですか?

ヌートバー:
これは日常用ではないですね。サングラスは毎日使いますが、この眼鏡をかけているとちょっとだけ賢く見えるから好きです。

ホラン:
賢く見られたい?

ヌートバー:
そうですね。眼鏡をかけるだけで賢く見えるからいいですよね。

ホラン:
その眼鏡、完璧です。

ヌートバー:
ありがとう。

ホラン:
お母様とのCM撮影、どうでしたか。

ヌートバー:
素晴らしかったです。忘れられない経験でした。でもお母さんといつも何かすると、恥ずかしい思いをするんですよ。お母さんは私を恥ずかしい気持ちにさせるのが上手で。だからいつものことなんだけど、とてもいい経験ができたし、彼女が楽しんでいる姿を見られてよかったです。

笑顔でインタビューに応じるヌートバー

ホラン:
お母様は本当に素敵な方で。

ヌートバー:
私もお母さんのことが大好きです。だから、ああいう風に一緒にCM撮影出来てうれしいです。

ホラン:
この1年で人生が変わるような体験がたくさんあったのでは。

ヌートバー:
そうかもしれません。ここに座ってあなたと話していることも。WBCの後は変わりました。今年は素晴らしい1年でした。しかし最大の恩恵は、日本にいる家族に連絡を取って関係を育むことができたことです。今まであまり会えませんでしたが、幸運なことに戻ってくることができて、会って昨夜夕食を共にすることができました。もっと家族に会えるようになった。本当に人生が変わりました。

球児にアドバイス「常に100%の力を出すことが大切」

さらに、少年野球チーム「四ツ谷フェニックス」の子供たちからの"直球質問"にも答えてもらった。

球児:
好きな食べ物は何ですか?

ヌートバー:
焼き肉かな。日本を離れる前にもう一度行きたいです。大好きです。

中でも、最も子供たちから聞きたいこととして多くの質問が集まったのは、WBCで見せた、メジャーリーグ仕込みのダイナミックな守備についてだ。

球児:
どうやったら良い守備が出来ますか?

ヌートバー:
状況は常に把握して、アウトがいくつあるか、ランナーがどこにいるか、スコアは何点か、もし私がランナーだったら、何をしたらいいか、投球ごとに考えています。同時に、投手が何を投げているか理解して、どこにボールがくるか予想します。いろいろやっているように聞こえますが、慣れると自然にできるようになります。状況ごとに次に何が起こるかを予測しています。大切なのは常に最大の努力をすることです。どんなことが起こるかわかりませんし、常に100%の力を出すことが大切です。

球児:
子供の頃、結果が出なかった時は。

ヌートバー:
私個人的には、イライラしがちでした。もともと競争心が強く若かったし、ベストでいたかったので。モチベーションは、うまくなりたいという思い。練習、ベストを尽くすことですね。私はずっと何らかのスポーツが好きだったので、本やテレビからいろいろと学んでいきました。

ホラン:
今もイライラしますか?

ヌートバー:
はい、まだしますね。ずっとするべきだと思っています。なぜなら、現状に甘んじては、満足しないからです。それをどのようにコントロールできるかですね。失敗したら、一歩引いて、なぜうまくいかなかったか、どうやったらよりいい結果が出せるか、全体を見て練習に生かすようにしています。次にそのような状況に陥った時には、より良くできるように。私はそんな感じです。私はずっとイライラしてるでしょう、それが野球だから。

球児:
侍ジャパンで大谷さんとどんな話をしていたのですか?

ヌートバー:
翔平とは何でも話します。彼の打撃練習のルーティーンをいつも見ていました。彼は才能があると同時にとても勉強熱心な選手なので、彼のルーティーンは何か、なぜそれをしているのか、彼の考え方を可能な限り知りたいと思いました。私たちの会話は主に野球、それもヒッティングについてです。あと仕事の後、チーム皆で晩御飯に行った時などは、何でも話します。生活とか、どこに住んでるかとか、どこに住みたいかとか、そんなことです。いたって普通の会話です。そんな風に見えないかもしれませんが、とても普通の男ですよ。誰とでもするような会話をします。