イスラエル軍は軍事作戦を行っているパレスチナ自治区ガザ最大規模の病院で多数の武器を見つけたと主張しました。イスラム組織「ハマス」側は「病院に武器があるとの主張は明白なウソだ」と否定しています。
イスラエル軍はガザ最大規模の病院・シファ病院で、ハマスが地下などに司令部などの重要拠点を設けていると主張し軍事作戦を行っていて、日本時間午前3時過ぎ、SNSに作戦を「継続中だ」と投稿、突入の数時間後に撮影した病院の内部とする映像を公開しました。
MRIのある施設に作戦司令部があり、防犯カメラが黒いテープで覆われているとしたほか、カバンの中などから手りゅう弾やライフル銃など、多くの武器が見つかったと主張。ノートパソコンも置かれていたとしています。
イスラエル軍報道官
「我々の部隊が病院の主要部分にあるこのクローゼットを開けたところ、これが見つかった。これらの武器は病院内にあるべきものではない。ここにある唯一の理由は、ハマスがここに置いたからだ」
また、イスラエル軍は医療スタッフや避難している市民へ危害を加えないようにしている、と主張しています。イスラエルのネタニヤフ首相は視察先の軍事基地で軍がシファ病院に突入したことに触れ、「ガザに我々が到達できない場所はない」「ハマスの殺人者たちに避難場所や隠れ家はない」と強調。「ハマスを排除し、人質を全員解放する」との決意を改めて述べました。
一方、ハマスは「シファ病院で武器があるとのイスラエル軍の主張は明白なウソである」と否定。「医療施設を破壊し、大量虐殺を正当化しようとするプロパガンダだ」と強く非難しました。ガザの保健当局は「イスラエル軍の砲撃で病院の病室などに被害が出た」とし、「軍が病院の地下に立てこもり、医療スタッフや避難民を“人間の盾”としている」と主張しています。
こうした中、シファ病院の通信が遮断されたとの情報があるほか、アルジャジーラは通信会社が燃料不足により、ガザ地区のサービスがまもなく停止すると発表したと伝えていて、現地の状況把握が困難になる恐れが高まっています。
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