北朝鮮メディアはロシア政府の代表団が平壌を訪問し、経済協力などに関する政府間協議を始めたと報じました。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は15日、ロシアのコズロフ天然資源環境相が率いる代表団が14日に平壌に到着したと伝えました。

貿易や経済、科学技術などでの協力について話し合う部門別の会談が始まり、「各分野での協力実現に向けた実践的な問題について議論を行った」としています。

コズロフ氏は歓迎式典の中で「ロシアは首脳会談での合意に従い、実際の協力を発展させていく」と表明。そのうえで「両国は支配主義勢力と最前線で肩を組んで闘っている」と述べ、北朝鮮と連携してアメリカなどに対抗していく姿勢を強調しました。

今回の政府間協議の開催は、今年9月に行われたプーチン大統領と金正恩総書記との首脳会談で合意したもので、首脳会談では経済協力のほか、軍事協力についても協議されたとみられています。