今シーズンの狩猟がきょう(15日)解禁されました。岡山県高梁市では事故防止などを呼びかける指導と取締りが行われました。

高梁市の郊外に、イノシシやシカを狙うハンターたちが日の出とともに集まりました。狩猟解禁日のきょう(15日)警察による一斉指導取締りが行われ、狩猟の許可証の所持や猟銃の扱いなどについて確認・指導していきました。

狩猟の対象は、ツキノワグマ・イノシシ・二ホンジカで全国各地で目撃や被害が増えていることもあり、警察では注意を呼びかけています。

(高梁警察署 松崎友典生活安全刑事課長)「猟銃の適正な使用、保管、管理を徹底していただいて、狩猟に関する事故の防止に努めていただきたい」

狩猟期間はツキノワグマが来月14日までで、イノシシとニホンジカは来年3月15日までになっています。
【スタジオ】
ーきょう(15日)岡山県で狩猟が解禁となりましたが、これは狩猟免許を持ち、さらに狩猟をする県に登録を行った人であれば、定められた区域・期間に法律などのルールの下で自由に狩猟ができるというものです。
ー目的は趣味・レジャーとして行う人がほとんどです。

ー一方、「有害鳥獣駆除」は、農作物などへの被害が出たときに県や市が猟友会などに許可を出して行うもので、目的が被害対策なので期間・場所を問わず行われています。

ーその被害はというと、今、全国各地でクマによる被害が急増していますが岡山県では、10月末までに81件出没が確認されていて、これは前年の約8割ではありますが、油断はできません。岡山県は、該当するエリアでは、狩猟の時だけでなく普段からもクマに遭遇しないようエサとなる・生ごみの放置をしない・果実の早めの収穫・山に行くときには音のでるのを身に付けることなどを呼びかけています。