また今月7日には、浜田市の林道沿いで測量中の作業員2人が体長約1.3メートルのクマに遭遇。
うなり声が聞こえ、振り返ると1メートルの距離にクマがいたそうですが、持っていた撃退スプレーを噴射したところ、クマは逃げて行ったということです。

11月に入り、今週は鳥取県の大山で初冠雪を確認するなど、冬が近づくなか、気になるのがクマの冬眠時期です。

クマはいつ頃から冬眠に入るのでしょうか。

島根県中山間地域研究センター鳥獣対策科 田川哲さん
「地域差、個体差がもちろんありますが、大体11月に冬眠入りをして、3月から4月にかけて冬眠明けになります」

例年11月頃~3月頃にかけてが冬眠時期とのことですが、冬眠入りには、その年の食べ物や気候なども影響しているといいます。

島根県中山間地域研究センター鳥獣対策科 田川哲さん
「日光足尾山地の研究では、凶作年だと、冬眠入りが早くなって、豊作年だと冬眠入りが遅くなるという報告があります。

また、長野県軽井沢の研究では、冬眠入りは、11月の平均気温とミズナラの結実量に影響していると、一方冬眠明けは、3月の平均気温が強く関係しているという報告があります」