この冬、富山県は新たにAIを活用して道路の積雪状況をホームページなどで発信します。冬場の渋滞回避などにつなげるのが狙いです。

本格的な雪のシーズンの到来を前に富山県は15日、管轄する道路の除雪を取り仕切る「道路除雪対策本部」を設置しました。

会議では道路や鉄道の関係者などが出席し、県の担当者が今年度の道路の除雪計画について説明しました。

今シーズンは、除雪漏れや車の渋滞を避けるため、新たにAIを活用して県が管理する道路の監視カメラの画像から路面の積雪状況を判断し、県の道路情報のホームページなどで積雪情報の発信を強化するとしています。

また、会議では道路の除雪について早期の除雪を最重点とし、積雪状況に応じて日中にも除雪を行うことなどを確認しました。

富山地方気象台によりますと、今シーズンは気温が平年より高く降雪量が少ないとの予報ですが、短期間に大雪になる可能性もあるということです。

今シーズン県が管轄する道路は総延長およそ2300キロと、歩道およそ110キロで、2024年3月末まで県内8か所の土木センターとともに除雪作業にあたります。