農業を学ぶ高校生が手がけた農産物の即売会が大分県宇佐市で開かれ、会場は大勢の人でにぎわいました。
県立宇佐産業科学高校は、農業系のグリーン環境科の生徒60人が実習で栽培した農産物の即売会を毎年、開催しています。
今年はコメのコンテストで最優秀金賞を獲得した「アイガモ米」をはじめ、ナシやモモを加工した手作りジャムなど19品目が並びました。中でも人気だったのが生徒が半年以上かけて育てたシクラメンです。手頃な価格とあって会場は多くの買い物客でにぎわいました。
(買い物客)「シクラメンを3つ買った。値段が安いし、立派に育っている」「ここのシクラメンは持ちが良いし、手入れをすれば十分春まで持つ。みんな真面目で一生懸命頑張っていると思った」
(生徒)「自分たちが作ったシクラメンが大人気でよかった」
高校はこうした取り組みを通して「自分たちが育てた農産物を売ることで、生産者としての喜びを感じて欲しい」と話しています。