46年前の11月15日、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されました。
今年、体調を崩して入院した87歳の母・早紀江さんが死をも覚悟する中で願ったのはただ一つ、愛する娘との再会でした。

横田早紀江さん(87)
「何でも聞きたいです。もうわかることがあれば、どんなことでも。今の状況の写真でも、言葉でも、録音でもしてあったら、そういうのでも…」

横田めぐみさんの母、早紀江さん。
写真の一枚、声だけでも…そう強く願うのは46年前の11月15日に連れ去られた娘のことです。

1977年11月15日。
寄居中学校の1年生だっためぐみさんは、部活動を終えて家に帰る途中、交差点で友達と別れたのを最後に忽然と姿を消しました。

2002年に北朝鮮は拉致を認めましたが、めぐみさんは“死亡”と伝達。
その後めぐみさんとされる数枚の写真が示されたものの、それ以降は消息につながる情報がほとんどないまま年月が過ぎています。