10月、新見市で縄文土器を焼き上げるイベント「縄文の祭典」が開催されました。全国から約100人が集まり、炎と踊りなかで行われた今回のイベント。
企画したのは、縄文時代を愛してやまないという、お笑いタレント(元・ラーメンズ)で俳優の片桐仁さんです。
片桐仁さん「野焼きで縄文土器を焼くのが長年の夢。涙が出た」

炎の中で縄文土器が、完成の時を待っています。燃えさかる炎に木をくべるのは、タレントで俳優でもある片桐仁さんです。
野焼きで縄文土器を焼き上げることが、長年の夢だったと言います。

(タレント・俳優 片桐仁さん)
「感動しましたね。これを、我々の祖先である縄文人たちが何千年も続けていたと思うと、『命に対する感謝の気持ち』みたいな、そういうものを体感するというか。本当に涙が出ましたね」


猪風来さんと片桐仁さん「縄文に惹かれる2人」は10年前に出会った
新見市の猪風来(いふうらい)美術館。
縄文土器を研究し、独自の縄文アートを制作する芸術家・猪風来さんの作品などが所蔵されています。



実は片桐さんも、【画像⑧】にある「カエン・ド・ジョーモン」といった、縄文をモチーフにしたユニークな作品を発表する造形作家の顔を持っています。
2人は約10年前、青森で開かれた美術展にそれぞれの作品を出品し、すぐに意気投合したといいます。

(タレント・俳優 片桐仁さん)
「『猪風来美術館でやっている、野焼きはすごいから行ったほうがいいよ』といろんな方に言われていて、せっかく行くんだったらいろんな人を巻き込んでね」