10月、新見市で縄文土器を焼き上げるイベント「縄文の祭典」が開催されました。全国から約100人が集まり、炎と踊りなかで行われた今回のイベント。

企画したのは、縄文時代を愛してやまないという、お笑いタレント(元・ラーメンズ)で俳優の片桐仁さんです。

片桐仁さん「野焼きで縄文土器を焼くのが長年の夢。涙が出た」

【画像①】野焼きで縄文土器を焼き上げる

炎の中で縄文土器が、完成の時を待っています。燃えさかる炎に木をくべるのは、タレントで俳優でもある片桐仁さんです。

野焼きで縄文土器を焼き上げることが、長年の夢だったと言います。

【画像②】真剣な眼差しで炎を見つめる片桐仁さん

(タレント・俳優 片桐仁さん)
「感動しましたね。これを、我々の祖先である縄文人たちが何千年も続けていたと思うと、『命に対する感謝の気持ち』みたいな、そういうものを体感するというか。本当に涙が出ましたね」

【画像③】
【画像④】

猪風来さんと片桐仁さん「縄文に惹かれる2人」は10年前に出会った

新見市の猪風来(いふうらい)美術館。

縄文土器を研究し、独自の縄文アートを制作する芸術家・猪風来さんの作品などが所蔵されています。

【画像⑤】岡山県新見市にある「猪風来美術館」
【画像⑥】縄文の精神世界を追究する造形作家・猪風来さん
【画像⑦】猪風来さんの迫力溢れる縄文土器作品の数々を展示

実は片桐さんも、【画像⑧】にある「カエン・ド・ジョーモン」といった、縄文をモチーフにしたユニークな作品を発表する造形作家の顔を持っています。

2人は約10年前、青森で開かれた美術展にそれぞれの作品を出品し、すぐに意気投合したといいます。

【画像⑧】片桐仁さん作「カエン・ド・ジョーモン」

(タレント・俳優 片桐仁さん)
「『猪風来美術館でやっている、野焼きはすごいから行ったほうがいいよ』といろんな方に言われていて、せっかく行くんだったらいろんな人を巻き込んでね」