普天間基地の名護市辺野古への移設工事に伴う、サンゴ移植をめぐる国と県の裁判が14日に開かれ、即日結審しました。
この裁判は普天間基地の辺野古への移設をめぐり、農林水産大臣がことし3月、埋め立て予定海域の小型サンゴ類などの移植を許可するよう、県に是正指示を出したことについて「国の違法な関与に当たる」として、県が指示の取り消しを求め訴えを起こしたものです。
11月14日に福岡高裁那覇支部で第1回口頭弁論が開かれ、県側はサンゴの移植許可申請は、埋め立て事業が継続できるかどうかも分からない時点でなされたもので、その必要性が認められないなどと意見陳述し、是正の指示は違法だと訴えました。
一方国側は、サンゴの移植を許可しない県の対応は地方自治法の規定に違反し、明らかに公益を害しているなどと主張し、県の請求の棄却を求めました。
三浦隆志裁判長は「判決の言い渡し日を追って指定する」と述べ、口頭弁論はおよそ20分で終了し即日結審しました。
普天間基地の辺野古への移設工事をめぐっては、設計変更申請を不承認とした県の決定を国が取り消したことは違法だとして、県が国を訴えた裁判で15日に判決が言い渡されます。
注目の記事
「開かずの扉」はなぜ開いたのか? 森友文書17万ページ“奇跡の開示”の舞台裏 石破前総理・加藤前財務大臣らが証言【報道の日2025】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

2万人に1人の指定難病「軟骨無形成症」を抱える球児の夢への挑戦 ソフトバンクホークス・周東佑京 選手に憧れて… 骨延長の手術を8回・努力を続けて「背番号」を受け取るまで【がんばれ!凰介!】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

免許証には「12月28日まで有効」届いたハガキの更新期限は「1月5日」免許センターまで車で行くと違反?警察に聞いてみると…

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開









