新しい取り組みで交配の成功率が20%も上昇
(大東牧場 森 富士樹さん)
「いまここの管内で取り組んでいるんですが、近くの和牛農家さんで卵を採卵して、その受精卵をそのまま生の状態で持ってきて、親牛につけるという取り組みでできた子」


以前は凍結させた受精卵を移植していましたが、この地域では、受精卵を作ったその日のうちに移植。こうすることで成功率が20%も跳ね上がるのです。

(大石アンカーマン)
「もうちょいだ、立つ、立つ!立った!偉いな、偉いな…」

生まれておよそ30分で立ち上がった子牛。このあと、肥育農家に引き取られ、愛知のブランド牛鳳来牛として育てられます。

凍結させない受精卵を使うこの方法は、去年8月からJAの仲介で、近隣の畜産業者が連携して始まった新たな取り組み。
背景には、畜産業のかつてない危機的状況があります。

