白黒模様が鮮やかなエイの仲間「シノノメサカタザメ」の赤ちゃんが、沖縄美ら海水族館で公開されています。
「シノノメサカタザメ」はインド洋や太平洋の熱帯域に生息していて、名前にサメと付いていますがエイの仲間で、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで絶滅危惧に分類されている希少種です。
美ら海水族館によりますと水族館での繁殖例はほとんどないということですが、ことし9月、読谷村沖で定置網にかかった「シノノメサカタザメ」が身ごもっており、水族館に運ばれたあと10匹の赤ちゃんが誕生しました。
沖縄美ら海水族館 上運天萌子さん
「なかなか見ることができない、とても貴重なエイなので、ぜひ可愛らしい姿の時に来てもらって」
赤ちゃんは現在、全長40センチから47センチ、体重0.7キロから1.3キロほどですが、成長すると2メートルを超えるということです。
全国的にも珍しいという「シノノメサカタザメ」の赤ちゃんは、現在オスとメスが1匹ずつ、美ら海水族館で展示されています。