北海道東北地方知事会議が8年ぶりに岩手を会場に開かれ、各知事が災害や人口減少問題をテーマに意見交換しました。

この会議は北海道と東北地方に新潟県を加えた8道県の連携を図ろうと毎年開かれているもので、岩手県内での開催は2015年に花巻市で開かれて以来8年ぶりです。
14日は北海道を除く7県の知事が出席し、東日本大震災からの復興や災害に強い地域づくりについて対応状況や課題を共有しました。
秋田県の佐竹敬久知事は今年7月に発生した大雨被害を受け、対策の必要性を訴えました。

(佐竹敬久 秋田県知事)
「内水氾濫はどこでも起きる可能性があるので共通認識のもと国に対して抜本的な対策を要望へつなげてもらいたい」

また達増知事からの提案で人口減少対策や子育て支援についても各県の知事が議論しました。

(達増拓也 岩手県知事)
「そもそも全国一律の支援が望ましいもので、各道県が国の支援を待たずに取り組んでおり、国に地方が地域の実情を踏まえて行うことに対する支援を求めていきたい」

最後に安心して子育てができる社会の実現へ、協力して課題解決に取り組む決議を満場一致で採択し、会議は閉会しました。