教室に香ばしいゴマの香りが広がりました。全国で約5割のシェアを持つ小豆島産ごま油の魅力を知ってもらおうと土庄町の小学校で食育授業が開かれました。

(茅原淳記者)「土庄港に近づくと、ごま油の香ばしい香りがしてきます」

土庄町で作られるごま油は、特産の手延べそうめん作りにも使われる小豆島の食文化には欠かせない存在です。


土庄小学校で行われた食育授業は、島に工場があり、家庭用のごま油の約5割のシェアを持つ「かどや製油」が協力して行ったもので、3年生25人が参加しました。

「ゴマといろんな食品を合わすことで、栄養いっぱいのごまんぞく給食食べていきましょう」

待ちに待った給食です。

メニューはバンバンジーや春雨スープなどゴマやごま油を使った中華風の献立。


子どもたちは、スープなどにさらにごま油を足して香ばしい風味を楽しんでいました。

(小学生)「おいしい」

「いろいろ学べたからもっとごまのこと好きになった」

(かどや製油国内事業本部マーケティング推進部 安田美佐子さん)「食べるということであったり、すくすく育っていく、そこの糧にしていただけたら」

子どもたちは9月に工場で製造工程を見学していて、この日は給食を通じて地元のごま油について理解を深めたようでした。