下関市は、城下町・長府で迎賓館などとして使われていた民間の土地と建物を買い取り将来的に町並みと合わせた整備をする方針であることを明らかにしました。
下関市が取得したのは長府黒門東町にある三菱重工業が所有する「長府苑」です。
下関の豪商だった田中隆の邸宅を1951年に三菱重工業が引き受け2020年まで迎賓館として使っていました。
このたび、三菱重工業が売却の意向を示したため城下町・長府の町並みを守ろうと
市が、3億1310万円でおよそ1万6600平方メートルの敷地と現存している日本家屋などを取得しました。
前田晋太郎下関市長
「将来的な利活用につきましては地域のみなさまや事業者のみなさまのご意見を伺いながら管理運営について検討していきたいと考えております」
市では、当面、来年1月から敷地内の見学ツアーなどを開催する予定で来年度、整備計画を検討するとしています。














