ポイントは「各政党の獲得議席」と「世代交代」
【解説】
今回の結果のポイントは、2つあります。
まず1つ目は「各政党の獲得議席数」です。県議会の定数は58、自民党は今回議席を2つ減らして29となり、単独過半数に届きませんでした。国政で、岸田総理の支持率が低迷する中での選挙戦で、厳しい結果となりました。
一方で、野党側を見てみますと、立憲民主党と共産党が1つ議席を減らし、維新のほか、れいわが推薦する候補が議席を獲得しました。

もう1つのポイントは「世代交代」です。今回新人10人が当選した一方で、現職議員の落選が相次ぎました。
いわき市では、9期務めたベテラン議員を含めた3人が落選したほか、河沼郡では、立民の新人が自民の現職との一騎打ちを制して、当選しています。現職の多い自民党県連の西山幹事長も「(選挙の流れが)新人に向かっている」とコメントしています。

今後の課題は、投票率の低迷です。今回の投票率は40.73%と、前回を0.95ポイント下回って、過去最低を更新しました。立候補者も過去最少の71人でした。人口減少が進む中、今後の選挙のあり方を検討すべき時期に来ているのかもしれません。
▼開票結果と立候補者一覧はこちら。https://newsdig.tbs.co.jp/articles/gallery/831636
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