タクシー業界も人手不足が深刻です。
こうした中、会社の垣根を越えて地域のタクシー会社が共同で採用活動を行う初めての取り組みが始まりました。


県タクシー協会が11日、初めて開催したのが、運転手の採用を目的としたセミナー。

飯田市のホテルを会場に、飯田下伊那地域の8つのタクシー会社が集まりました。


県内のタクシー業界を巡っては、コロナ禍で全体の20%を超える700人以上が離職した一方で、観光需要などは戻りつつあり、売り上げはコロナ前の80%余りにまで回復。

回復した需要に運転手の採用や再就職が追いついていない状況です。

県タクシー協会 山谷恭博(やまたにやすひろ)会長:
「コロナが5類になってからまだ半年」
「その間に20数%の乗務員を確保するというのは無理な話」

現役運転手:
「まず社会貢献ができることがこの仕事のいいところ。それからお客さんの前に出るということは自分の身なりも整えるし話し方も気をつけるし」

この日は、現役の運転手が仕事ぶりなどを紹介したほか、就職を希望する人に、採用担当者が働き方や収入などを説明しました。


参加者:
「仕事の時間や給料のこととか教えていただきたいなと思って」

参加者:
「具体的な働き方とか今持っている不安面なところを具体的に聞いてみたいなと」