ローマ教皇庁は、心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」の人も、キリスト教徒になるための洗礼を受けることができるとする見解を発表しました。

これはバチカンの教理省がブラジルの司教からの質問に回答したもので、トランスジェンダーの人は「スキャンダルや信徒の間に混乱を引き起こす危険性がない限り」洗礼を受けることができるとしています。

また、同性婚の間の子どもについては、代理母から生まれたとしても「カトリックの教育を受けられるという十分な根拠があれば、洗礼を受けるべきだ」とも回答しています。

バチカンの公式メディアによりますと、回答文書は先月31日に教皇フランシスコに承認されているということです。