大韓航空は新型コロナウイルスの影響で運休が続いていた青森―ソウル線の定期便を2024年1月20日から再開すると発表しました。定期便の運航は3年10か月ぶりです。

9日は大韓航空青森支店の川崎一幸支店長たちが県庁を訪れ、宮下宗一郎知事に青森―ソウル線の定期便再開を報告しました。

大韓航空青森支店 川崎一幸支店長
「来年1月20日から青森・ソウル線定期便で週3便の運航再開を本日確定しました」

大韓航空によりますとソウル線の定期便は火曜・木曜・土曜の週3往復で午前10時30分に韓国・仁川発、青森発は午後1時55分のダイヤで運航されます。

宮下宗一郎青森県知事
「仁川空港が世界のハブ空港として一気に世界と青森、青森空港をつなぐきっかけになってくれると期待し確信している」

大韓航空によりますと2023年1月から3月にかけて運航したチャーター便の搭乗率がほぼ100%と相互の需要の高さが見込まれたことも定期便再開に大きく影響したと言います。

大韓航空青森支店 川崎一幸支店長
「温泉、スキー場があったり青森は韓国でも非常に人気の目的地です。(2月の)旧正月の前に運航させたいと準備を今まで進めてきた。」

再開の知らせに県内の観光関係者も期待を寄せています。

津軽藩ねぷた村 中村元彦代表取締役
「羽田空港に行くような気分で来れるわけですからそういう面では津軽では遊びやすいレジャーしやすい場所ではないでしょうか」

新型コロナの5類移行後は海外からの観光客が戻り2023年の外国人観光客の数は2022年の倍以上、現時点でコロナ前の2019年を上回っています。

施設ではさらなるインバウンド需要が増すとみて韓国語を話せるスタッフを採用して定期便再開までに準備を整えたいとしています。

津軽藩ねぷた村 中村元彦代表取締役
「できれば一言二言言葉を覚えて挨拶ぐらいはしっかりしたいたくさんおいでいただく機会を少しでも増やしていければ」

9日発表された青森―ソウル線の定期便の運航は冬ダイヤ期間中の2024年1月20日から3月30日までの約2か月間で大韓航空はその先の夏ダイヤでも運航を続けたいとしています。