岩手県の宮古保健所管内の教育・保育施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生し、園児と職員合わせて44人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。今年度県内で起きた感染性胃腸炎の集団発生は19件目です。

県によりますと、宮古保健所管内の教育・保育施設で10月23日から11月7日にかけて0歳児から5歳児までの園児42人と職員2人が嘔吐や下痢などの症状を訴えました。重症者の報告はなく、現在はいずれも回復傾向にあるということです。
検査の結果、症状のある8人からノロウイルスが検出されました。
県は予防方法として、石けんを使った十分な手洗いのほか、食事を調理する場合に加熱が必要な食品は85~90度の温度で90秒以上加熱することといった対策を呼びかけています。