「栗林公園」や「岡山後楽園」といった大名庭園の世界遺産登録を目指し、全国の関係者らが交流を図るサミットが香川県高松市で開かれました。

新型コロナの影響で4年ぶりの開催となった「大名庭園サミット」では、会場となった高松市の栗林公園に、全国9つの大名庭園の関係者ら100人が集まりました。

基調講演では、香川大学の長谷川修一名誉教授が登壇。「栗林公園の南側にある築山が、市街地への浸水を防ぐ役割を担っていること」などを紹介し、参加者は改めて大名庭園の奥深さに感心していました。
(栗林公園ボランティアガイドクラブ 谷明憲会長)
「各庭園がそれぞれの良さ・魅力を出しあって、世界遺産とかそういうことを目指そうということなんで、徐々に機運を高めていきたいと思いますね」

サミットでは、「世界遺産登録に向けての活動を継続していく」とした大会宣言が、採択されました。
