アメリカのブリンケン国務長官は、イスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘の終結後のパレスチナ自治区ガザについて、ハマスによる支配もイスラエルによる占領も受け入れられないという考えを示しました。

アメリカ ブリンケン国務長官
「ハマスによるガザ地区の支配が続くことはありえない。(奇襲攻撃があった)10月7日が繰り返されるだけだ。イスラエルによるガザ占領がありえないことも明らかだ」

ブリンケン国務長官はG7=主要7か国の外相会合の後の会見で、戦闘終結後のガザ地区について、ハマスによる支配もイスラエルによる占領も認められないとの考えを表明。パレスチナ人の強制退去もないと発言しました。

また、「イスラエルの指導者からは、ガザ地区を再び占領し支配する意図はないと聞いている」と明かしましたが、一方で「紛争の終結段階では現実として移行期間が必要となりうる」とも指摘。安全保障を確保するためのメカニズムが必要になるとの認識を示しました。