島根県の丸山知事は8日の定例記者会見で、全国の都道府県で唯一「職員に一律マスク着用を義務付けている」と一部で報じられたことについて問われ、感染症による行政サービス中断を防ぐために必要だとの判断で、誰にも迷惑をかけていないと説明しました。

島根県 丸山達也知事
「一番慎重にやってるってだけのことじゃないですか。誰かに迷惑かけてますか?皆さんに迷惑かけてるってことは、これは基本的にないと。」

丸山知事は、マスクの着用は感染症による行政サービス中断を防ぐために必要だとの判断で、誰にも迷惑をかけていないと説明しました。

島根県 丸山達也知事
「冬場ですから、そういう急性期の救急医療のひっ迫、救急医療の要素がありますから、そういった中で感染拡大と通常のそういう救急医療というものが両立するかどうかというのは通年見てみなきゃいけないんじゃないかと。」

丸山知事は、運転手の新型コロナ感染によって、この夏、路線バスが減便したことや医療ひっ迫を防ぐ必要性などをあげ、公共インフラとしての県庁の安定的な業務継続の重要性からマスクの一律着用を求めていると説明しました。
職員がマスクを着けないことで来庁者が不安感を抱くおそれはあっても逆はないと、現状でのマスク着用の意義を強調しました。

その一方で。

島根県 丸山達也知事
「冬場が終わった所で(5類移行から)1年経ちますので、その時期でどうしていくかということを改めて考えなきゃいけない。」

5類移行から1年になる時期に、改めて着用義務を続けるか検討するとも述べました。