本島北部の各地域に伝わる伝統芸能を披露する「やんばるの豊年祭」が名護市民会館で開かれました。

「やんばるの豊年祭」は伝統の継承や保存を目的に開催されているもので、7回目となることしは北部の7つの市町村から10地区が参加しました。

このうち民俗芸能の部では本部町渡久地の「長寿の大主」が披露され、120歳の長者の大主が孫2人と村の畑をめぐる途中に作物の種を授けられ、豊作を願う様子が表現されました。

また、舞踊の部で披露されたのは恩納村名嘉真の「南ノ島(フェーヌシマ)」で、麻の繊維を染めた赤褐色のかつらをかぶり、独特な声を発しながら鉄の輪が取り付けられた棒を打ち合う特異な芸能が実演されました。

訪れた人たちは普段なかなか見ることのできない各地域の伝統芸能をたっぷりと堪能している様子でした。