メジャーリーグのGMミーティングが日本時間8日にアリゾナ州スコッツデールで開幕した。大谷について一部では総額5億ドル(約750億円)での争奪戦との噂もあるように、今回のミーティングは「大谷が主役」となっている。来季は投げられない大谷に対し長期契約をためらっている球団が多くなっているが、エンゼルスのミナシアンGMは「我々にはプランがあり、そのプランを実行し、その行く末を見守るつもりだ」と余裕の表情を浮かべた。それでも「具体的な話はしない。オフシーズンを1人の選手で決めることはない」と牽制した。
7月にシアトルで行われたオールスターの際に、打席に立つ大谷に対して地元ファンが「COME TO SEATTLE(シアトルに来て)」と大合唱を贈ったマリナーズのディポトGMは「私はそこには行かない(笑)皆が興味を持っていると思う。もし彼がマーケットに入ってくれば、獲得したいところは30球団あると確信している」と冗談を交えて濁した。
ベーブルースの出生地、ボルチモアのオリオールズ・エリアスGMは「争奪戦は激しいものになるよ(笑)あなたが彼にボルチモアに来るように説得してくれたら素晴らしいね(笑)。彼にベーブ・ルースについて伝えておいて欲しい」と大谷が比較されるベーブ・ルースを引き合いに出して明言を避けた。
今季、ア・リーグ東地区4位に終わった名門ヤンキースのキャッシュマンGMは「彼はすごい選手だ。彼についてはチームで話し合うことになるだろう」と名門復活に向け大谷獲得の可能性を示した。
GMミーティングは日本時間10日まで行われる。