ことしに入ってマリンレジャー中の事故で死亡、または行方不明となった人の数は13人にのぼり、このうち4人がシュノーケリング中によるものとなっています。本格的な海でのレジャーシーズンを迎えた今、安心安全にシュノーケリングを楽しむために必要なことは何か。専門家に聞きました。

梅雨も明け、本格的なレジャーシーズンがやってきました。マリンレジャーを楽しむ人々も増えるなか、気を付けないといけないことは…

第11管区海上保安本部 大下豊交通企画調整官
「シュノーケルが事故の大半を占める。もう耳にタコ状態」


今年に入って沖縄県内で発生したマリンレジャー中の事故で死亡または行方不明の数は13人。そのうち4人がシュノーケリング中の事故です。過去10年間では死亡または行方不明の数は237人で、そのうちシュノーケリング中は100人、およそ4割にのぼります。

なぜシュノーケリング中の事故が相次いでいるのでしょうか

名桜大学人間健康学部 遠矢英憲上級准教授
社会に間違った知識が延蔓している、これがひとつ事故が減らない原因となっているのではないか」

名桜大学の遠矢英憲上級准教授はシュノーケリング中の事故の多くは正しい知識を知らないことが原因だとします。そこで「正しい知識」とは何なのか、シュノーケリング実習に参加し、専門家から安全にシュノーケリングを楽しむ方法を教えてもらいました。


遠矢英憲上級准教授
「海上保安庁と日本シュノーケリング協会が提唱している安全シュノーケリングのための5つのポイントがあります。これを守っていれば事故を限りなく0に近づけることができると考えます。」

最も重要なのは必要な装備をそろえることです。

遠矢英憲上級准教授
「具体的にはシュノーケリング4点セット、マスク、シュノーケル、フィン、それからライフジャケットもしくはウエットスーツなどの浮力体、その4点セットが必要です。」


基本的な技術を身に付けること、お酒をのんで泳がないこと、複数人で行動することも重要です。この5つのポイントを守り、インストラクターの阿部さんの指導の下、実際にシュノーケリングを体験してみました。

阿部さんによるとシュノーケリング中の正しい泳ぎ方は、手を使わずに、ヒザや足首を軽く伸ばし、大きくゆっくりとフィンを動かすということです。


もしもシュノーケル内に水が入ってきたら、大きく2回息を吐き、内部にたまった海水を吐き出します。

シュノーケリング方法を指導してもらい、スムーズに泳ぐことができました。正しい装備を身に着け、安全にシュノーケリングを行えば、快適に海の世界を楽しむことができました。

遠矢英憲上級准教授
「事故事例を見ていると、海を甘く見て、自然を甘く見て事故にあっている事例が非常に多いです。5つのポイントを押さえて、海を甘く見ずにしっかりと事前に準備をして安全にシュノーケリングを楽しんで頂きたい。」

水に触れる機会が多くなるこの時期、安全対策を心掛け、楽しい夏の思い出を作りましょう。


【記者MEMO】
このほかにも天気や波の高さなど当日の海の状況を確認すること、体調を万全に整えることも大切だということです。正しい知識を身に付けたうえで、海を楽しむことが何より重要です。