100億光年先の銀河を観測できる宇宙望遠鏡「ユークリッド」が、今年7月の打ち上げ後に撮影した星雲や銀河の画像が初めて公開されました。

まるで馬の頭のような形をした天体。地球からおよそ1500光年離れたオリオン座にある「馬頭星雲」と呼ばれる星雲をとらえた画像です。

一方、こちらは、およそ1100万光年離れた「渦巻銀河」と呼ばれる銀河をとらえた画像。いずれもカラーで鮮明に映されていることがわかります。

これらの画像は今年7月に打ち上げられた宇宙望遠鏡「ユークリッド」が撮影したもので、ESA=欧州宇宙機関が7日、公開しました。「ユークリッド」は100億光年先までの銀河を撮影することができ、「ダークマター」と呼ばれる未知の物質の解明などを目指し、今後6年かけて観測を進めます。