青果店 安いものを店頭に

関谷名加アナウンサー
「異常な暑さと水不足で野菜の高騰が長く続いています。山口市の青果店では、なるべく安いものを店頭に並べようと努力しているそうです」

山口市の藤井食料品店では、輸送費が上がっている県外産の野菜を店頭からなるべく減らし、買い求めやすいよう工夫しています。長引く価格の高騰に、財布のひもが固くなっている様子で、見切り品コーナーを真っ先にチェックする客も多いそうです。

藤井食料品店・藤井和幸会長
「価格がめちゃくちゃ高いですよね。特に10月から異常って言っていいくらい高いですね。例年の数倍。私も経験のないくらい高くなってます」

秋が深まるはずの11月。全国各地で最高気温が25度以上の夏日になるなど異常な暑さが続きました。県内でも、半袖の人を見かけました。もちろん北海道も例外ではなく…

藤井会長
「ニンジンが異常に高かったです。これは北海道が気温が例年に比べて高いので、地中で腐ったと。(Q.地中で?そんなことあるんです?)私も初めて聞きました」

異常な暑さで通常では考えられない事態が起きているようです。ニンジンは今後、県産品が出てくれば安くなるそうです。また、藤井さんの経験上、最も高くなった野菜は、トマトです。

藤井会長
「ハウスで作っているので。ハウスの中が高温で異常に高くなったんで、花がつかなかった。花がつかなきゃ実にならないということで、集荷数が大幅に減って高くなった」

トマトは10月上旬、価格が例年の2倍から3倍になったものの、11月に入って少しずつ下がり始めて、この数日は急に値下がりしました。

先週と比べると3分の2まで下がっていて、これからトマトが食卓にのぼる機会が増えてきそうです。