子どもがかかりやすく、高熱や結膜炎などの症状が出るいわゆる「プール熱」の患者が過去最多となったことが分かりました。

「咽頭結膜熱」=いわゆる「プール熱」は、子どもを中心に高熱やのどの痛み、結膜炎などの症状を起こすアデノウイルスによる感染症で、プールでの接触やタオルの共用で感染することもあります。

国立感染症研究所によりますと、全国およそ3000の小児科の医療機関で、先月29日までの1週間に報告された患者は2週連続で増え、7635人でした。

1医療機関あたりの患者数は2.43人で、現在の方法で患者数の集計を始めた1999年以来、最も多くなりました。

都道府県別でみると、1医療機関あたりの患者が最も多いのは、▼福岡県で6.94人、次いで、▼沖縄県で5.81人、▼佐賀県で5.22人など、10道府県で警報レベルとされる「3.0人」以上となっています。