全米野球記者協会(BBWAA)が選出する各賞の最終選考者3人が日本時間7日に発表され、エンゼルスの大谷翔平(29)がア・リーグMVP候補に選出された。

ア・リーグMVP最終候補となったのは44本塁打を放ち、日本人選手として初の本塁打王を獲得した大谷に加え、チーム初のワールドシリーズを制したレンジャーズからC.シーガー(29、レンジャーズ)、M.セミエン(33、レンジャーズ)が選ばれた。


大谷の今季の投手成績は10勝5敗、防御率3.14、167奪三振。規定投球回には到達できなかったが2年連続での2桁勝利。打者としては打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁をマーク。規定打席に達し、自身初となる打率3割の大台に乗せた。右肘を痛めシーズン途中での離脱となったが44本塁打で日本人選手初の本塁打王を獲得している。

7月28日のタイガース戦のダブルヘッダー第1試合ではメジャー初完投初完封を達成。第2試合では2打席連続ホームランを放ち、メジャー史上初となるダブルヘッダーでの完封&ホームランを記録した。

大谷が最終選考に残るのは3年連続で、満票でのMVP獲得は過去19人、19回。今回、大谷が満票でMVPを獲得すれば、2021年に続き自身2回目で、メジャー史上初となる2度目の満票MVPとなる。受賞者は11月17日(日本時間)に発表される。

また、この日、FA(フリーエージェント)となった大谷はエンゼルスの独占交渉期間が終わり、メジャー全30球団との交渉が解禁となった。

【ア・リーグMVP最終候補3人】
■大谷翔平(29、エンゼルス)
打者:打率.304 44本塁打 95打点 20盗塁
投手:10勝5敗 防御率3.14 167奪三振

■C.シーガー(レンジャーズ)
打率.327 33本塁打 96打点 2盗塁

■M.セミエン(レンジャーズ)
打率.276 29本塁打 100打点 14盗塁