新潟に暮らす“移住者たち”を『Nターンズ』として紹介します。
今回は新潟市から海を渡り佐渡へと移住した女性です。

新潟県佐渡市虫崎。海岸線沿いの小高い場所に一軒のレストランがあります。

「いらっしゃいませ~。どうぞ~」

池倫子(いけ・ともこ)さん(48)。
去年 新潟市から佐渡市虫崎に移住し、佐渡島の食材を使った薬膳レストラン『メレパレカイコ』を開きました。

「島に住みたいというところが最初だったんですけど、沖縄とか粟島とかいろいろ候補にあがったところはあったんですけど、新潟市でずっと住んでいたので、新潟とすぐ行き来できるとこがいいよね、って。佐渡に初めて来て、都会の部分と田舎の部分のバランンスがすごくよくて、『佐渡にしよう!』と」

スタッフのゆきこさん、あやさん、そして夫の恭志(やすし)さん(60)と一緒に
忙しい毎日を送っています。

夫・恭志さん(60)
「来る前はコンビニに歩いて30歩で行けたんですよ。今は車で30分かけないといけないんで。今まで便利だったことがすべてなくなった地域なんだけど、でもそれがなくなったことで、逆に手に入れられたものがすごくいっぱいあるような…」