6日付けで最高裁判事に就任した、弁護士の宮川美津子氏(63)が記者会見し、「職員とのチームワークを大切に、他の判事と議論して妥当な判断に努めたい」と抱負を述べました。

宮川氏は、愛知県豊橋市出身の63歳。東京大学法学部を卒業後、弁護士登録し、大手弁護士事務所のTMI総合法律事務所で知的財産分野を専門としていました。

会見で趣味を問われると、歌舞伎など伝統芸能の観劇を挙げた一方、シンガーソングライターの米津玄師さんや藤井風さんらの楽曲を好んで聴くことや、アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を何度も視聴したことなどを話し、エンターテイメント分野にも広く関心がある一面をのぞかせました。

宮川氏の就任で、15人いる最高裁判事のうち3人が女性となりました。