資金難を解消するために、国立科学博物館が行っていたクラウドファンディングが終了。目標額を大幅に上回る9億円以上の資金が集まり、国内のクラウドファンディングで過去最高額を更新しました。
国立科学博物館 篠田謙一 館長
「目標1億円のところを、昨日でおよそ9億2000万円。予想したよりもはるかに多い5.7万人ということで、非常に感謝しています」
国立科学博物館の篠田館長はけさの会見で、感謝の言葉を何度も述べました。
資金難を解消するために、今年8月から行っていたクラウドファンディングで、およそ5万7000人から9億円を超える資金が集まったのです。
国立科学博物館 篠田謙一 館長
「物価が上がったということで、博物館を運営することが難しくなった。『おまえたち頑張れ』という形で、世間の皆さんの声が直接聞けた」
国立科学博物館には、全長およそ14メートルに及ぶマッコウクジラの巨大な標本や、上野動物園で飼育されていたジャイアントパンダの剥製など、貴重な文化財が数多く保管されています。
その多くは傷まないよう、湿度や温度を一定に保つことのできる「収蔵庫」で慎重に管理されています。ところが、電気代の値上げが続き、一時的に空調を切るなどの対応を余儀なくされていました。
国立科学博物館 動物研究部 川田伸一郎 研究主幹
「馬の皮って物凄く繊細。乾燥に弱い。一日中、空調を回しておければ安心だが、なかなか厳しい」
博物館では今後、集まった資金のうち6億円を▼標本の維持や管理のほか、▼他の博物館と協力してコレクションを充実させる取り組みなどに使っていくとしています。
また、残る3億円あまりについては、研究者によるオリジナル図鑑や、トートバッグをはじめとした返礼品の作製などにあてる予定で、図鑑については来年3月から4月には支援者に届けたいとしています。
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