神社でもらえる「御朱印」やお城巡りの記念の「御城印」などが以前から人気ですが、実は大分市のレジャー施設で、ある朱印が密かなブームとなっています。全国各地で次々に登場。そのアイテムとは…

大分市の水族館「うみたまご」では魚にセイウチ、イルカなど様々な海の生き物たちに出会えます。ここにある朱印が登場しました。

(八尋記者)「うみたまごで今、密かなブームが起きているのが、魚朱印です」

マゼランペンギン、セイウチ、メガネモチウオ、ホシエイ4種類の生き物が押印された「魚朱印」。来館の記念になればと今年の7月から御朱印ならぬ「魚朱印」を販売、すでに2000枚近くが売れています。

(うみたまご営業部・堀浩也さん)「7月と8月だけでも1000枚以上購入して頂いて今も毎月多くの方に購入してもらっている」

職員の手書きや手彫りと、細部までこだわったスタンプの魚朱印。300円でカプセルを購入しその中に入った引換券を交換するともらえます。何が当たるかわからないので、ドキドキ感も楽しめます。

(魚朱印を買った人は)「元々、御朱印を集めていて色んな所であったら買うようにしている。すごく面白い斬新なアイディアで行った記念にキーホルダーとかもいいが魚朱印も思い出になっていいと思う」

(うみたまご営業部・堀浩也さん)「今後、種類を増やしていこうと思うので、自分の中の”推し”の動物の魚朱印が出た時は買ってほしいし、せっかくなのでコンプリートしてほしい」

魚朱印は実は全国各地の水族館でも続々と登場しています。愛知県の名古屋港水族館の魚朱印。デザインは「シャチ」です。香川県の四国水族館でも去年から販売をスタートさせています。

(四国水族館 管理課・片山豊心さん)「当館販売中の魚朱印のお客さんの反応は『御朱印じゃないんだ!魚朱印だって!』と笑ったりネタにされたりしている」

四国水族館では現在、金魚の「トサキン」と期間限定でペンギンのひなの足跡、2種類をラインナップ。魚朱印は四国各県の水族館8か所で販売。お遍路と同じように各地を巡って集める楽しみ方もあるといいます。

(四国水族館 管理課・片山豊心さん)「オリジナル魚朱印を作っている施設もあるのでお遍路もいいが、水族館など色んな施設を周って頂くのも良いかなと思う」

年末年始に向けてうみたまごは第2弾を準備中です。各施設の魅力が反映された「魚朱印」の登場で、水族館の楽しみ方が一つ増えました。