「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」(11月16~19日、東京ドーム)に向けて侍ジャパンが6日、宮崎で強化合宿をスタートさせた。
日本シリーズを戦っていた阪神・オリックス以外の20人の選手が合宿に参加。井端弘和新監督(48)は選手がウォーミングアップを行っているところに歩みより1人1人に声をかけていた。
「どういった感じで野球をやっているのかなというのと自チームで打っている打順のままっていう選手はほとんどいないのかなと思うので、こういう打順はどうなのっていうところの確認だけはさせてもらいました」と井端ジャパンの基礎作りが始まっていた。
井端監督から侍の4番を明言された牧秀悟(25、DeNA)は球場入りでは報道陣に笑顔で挨拶。練習中でも選手たちに積極的に声をかけ、チームの中心となっていた。「いろいろ若い選手と同世代ですけどコミュニケーションを図って、チームを引っ張って行ってくれているのでありがたい」と井端監督も信頼を寄せていた。
さらにフリーバッティングでは、秋広優人(21、巨人)と共に練習。牧はコースに逆らわない牧らしい右中間方向への鋭い打球を連発。引っ張った打球も左中間方向へとライナーで抜ける打球を見せた。時折、秋広と話しながら練習を行い「バッティング練習での自分のバッティングでの打つ方向、強さだったりとかというのをお互いに話していました」とコミニュケーションを図っていた。
チームの中心と期待されることについては「若い選手がのびのびできるように自分たちの代もいるのでそういう人たちで引っ張って行けるように、一体感を出せるようにやっていきたい」と話した。
井端監督が1日目に視線を向けていたのが今季、1本差で2年連続最多安打のタイトルを逃した岡林勇希(21、中日)。井端監督はバッティングゲージの後ろに立ち、岡林のスイングをじっくりとチェックしていた。バッティングが終わるとすぐに話しかけ、岡林の順番が来るまで話し込んでいた。
1日目を終え、井端監督は「選手を見るのが初めてだったので、どれくらいなのか、若い選手は秋季キャンプをやってますんで、きっちり仕上がってきてるとは思いましたね」と満足そうな表情を浮かべていた。
井端新監督のスタートとなった合宿だったが、5日まで日本シリーズに出場していたオリックスの紅林弘太郎(21)が左第4指手根中手関節炎(靭帯損傷)で出場辞退となった。代わって日本ハムの野村佑希(23)が7日から合流する。
【侍ジャパン日程】
11月6日~13日 強化合宿 @宮崎
■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
11月16日 台湾vs日本 @東京ドーム 19:00
11月17日 日本vs韓国 @東京ドーム 19:00
11月18日 オーストラリアvs日本 @東京ドーム 12:00
11月19日 3位決定戦・決勝














