異例の早さとなった梅雨明けの発表、一体、なぜなのでしょうか。
そして、これにより今後注意すべき点を専門家に聞きました。
気象台は28日、「中国地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
これまでの記録より5日早く、最も早い梅雨明けで、期間も14日間と、これまでの記録より8日短く、最も短い梅雨となりました。
なぜこんなに早い梅雨明けとなったのか?専門家に聞きました。
元高松地方気象台広域防災管理官 近藤豊さん
「この赤いラインが平年の太平洋高気圧の位置です。通常この時期だと、まだ日本の南海上までしか覆っていない。ところが、今年はもう日本付近を広く太平洋高気圧が覆ってしまった。それに合わせて、梅雨前線帯に沿うように流れる偏西風も、太平洋高気圧が北上したことによって、日本の北まで持ち上げられました。要するに、梅雨前線も一緒に北上してしまった」
それでは、なぜ太平洋高気圧は北上したのでしょうか。
元高松地方気象台広域防災管理官 近藤豊さん
「今年は、ラニーニャ現象がまだ続いていると言われている。ラニーニャ現象とは、フィリピンの東海上で熱帯の暖かい空気がどんどんたまり、大きな低気圧を作る。その低気圧を補うために、お隣にある高気圧やインド洋の高気圧がどんどん勢力を増して、北へ北へ北上した」
また、専門家は、今後の雨の降り方について2つのポイントを指摘します。
元高松地方気象台広域防災管理官 近藤豊さん
「1つは、梅雨が明けたからといって、全く雨が降らないわけではない。夏の時期、夕立、不安定な降水、これは間違いなく起こってきます。また、前線も北上したといっても、南下しないとも限りません。」
そして、もう1つのポイントは、「年間降水量」です。
元高松地方気象台広域防災管理官 近藤豊さん
「今回梅雨期間に雨が降らなかったということは、どこかで必ず補ってくるわけです。例えば、秋雨台風で補う、短時間による集中豪雨、いわゆるゲリラ豪雨」
引き続き、雨の降り方には十分に注意してほしいとしています。
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