子どもたちがダムの役割について学ぶイベントが3日、盛岡市の「御所ダム」で開かれました。水をせき止める「堤体」を山に見立てた登山にも挑戦です。
このイベントは地域住民を中心におよそ90の団体で構成されている「御所湖の清流を守る会」が1990年から開催しているものです。
3日は盛岡市と雫石町の小・中学生とその家族合わせて23人が参加しました。
子どもたちはダムの設備を見学しながら、工業用水や農業用水などダムの水が様々な目的に使われていて自分たちの生活に密着した施設であることを学んでいました。
そして最後に斜度およそ22度、距離80メートルのダムの水をせき止める「堤体」を山に見立ててた登山が行われました。
参加者は緊張しながらもロープを使って斜面を登り、「提体」の大きさを実感していました。
(参加者)
「最初はすごく楽しくて最後の登山は怖かったです」
「(ロープを)手でつかんでゴールできて楽しかった」
「いつも見られない場所だから貴重な体験」
「いい体験ができて嬉しかったです」
(北上川ダム統合管理事務所・御所ダム 管理第三課 川島浩 課長)
「普段見ているだけで役割が分からないと思うのですが、役割を知ってもらって、それを学んだ上で御所湖をきれいにしてもらいたいと願っています」
「御所湖の清流を守る会」は今後もこの活動を続け、ダムの役割を伝えるとともに御所ダムの環境維持につなげていくことにしています。