裁判が始まる時間になっても被告人が現れない…。警察署員が被告の護送先を誤っていたことから、2日の公判は開廷できず延期となりました。
射水警察署によりますと、2日午後3時から富山地方裁判所で開かれる予定だった出入国管理及び難民認定法違反事件の裁判で、20代の被告人の男性を県内の留置場から富山市の富山地方裁判所まで護送するはずが、誤って高岡市内にある地裁高岡支部に護送したということです。
午後3時の開廷時間になっても富山地方裁判所に被告人が護送されてこなかったことから、裁判所が射水警察署に問い合わせたところで護送先の誤りが判明、この時点で富山に移動しても間に合わないことから2日の公判は開廷できずに延期となりました。
警察によりますと、護送業務の過程のなかで護送先を誤って指示していたということです。
射水警察署は再発防止策として、被告人の護送業務の組織的な確認をあらためて徹底していくと話しています。