現地ではクッキーなどに加工されていましたが、広く売られているものではなかった「ラモン」の木の実をマヤ文明が栄えた地域から「マヤナッツ」と名付け、日本で販売することを決めました。

このとき移住先を探していた大田さんは富士山が近いことが決め手となり西桂町に移り住んで2008年に起業。

マヤナッツを輸入することで、実を拾い、乾かし、焙煎し、粉末にするという現地での雇用を生み出しました。

太田さん:
この実から全部が始まってるので、私のスピリットもここから来てるなって思うから、これはものすごく大事なもの。
自然の森の中にラモンがあるから循環させていけば必然的に森が守られる

小さな木の実から始まった大田さんの挑戦はこれからもグアテマラの森を守っていきます。

太田さん:
「おいしそうなクッキーがあるじゃない」とか言って食べたら、「おいしいから食べよう、また買おう」ってなって知らず知らずのうちにグアテマラの森と繋がって、向こうの人たちも支えているという幸せな循環に入っている。すごくシンプルですよね。