「マヤナッツ」という商品を世界で初めて販売を始めた山梨県内の女性を紹介します。

“スーパーエナジーフード”とも呼ばれるこのナッツの販売は中米の国の森を守るためでもありました。

一見きな粉のような粉末。中米で古くから食べられている木の実を焙煎して作られた「マヤナッツ」です。

大田美保さん:
(深煎りと浅煎りで)こんな風に色が違う。それを1つだけ入れてコーヒー風の味にしたりこっちだけ入れてマヤナッツパウダーだけの味にしたり。

製造と販売を手掛けるのは山梨県西桂町の「マヤナッツカンパニー」。
代表の大田美保さんが世界で初めてマヤナッツを商品化しました。

マヤナッツは料理などに振りかけたり混ぜたりするとナッツ独特の香ばしさが加わるため、クッキーやシリアル食品、それに塩など様々なものに使われています。

お客さんは:
最初はコーヒー(風ドリンク)を買って。ノンカフェインですごくおいしくて食べています。あとアイスクリームにかけたりしている。

一番人気は深煎りしたナッツの粉末。

お湯に溶かすとノンカフェインのコーヒー風ドリンクになります。
羽田明莉記者:
香りはコーヒーに近く、コーヒーよりすっきりしていて苦味が少なく飲みやすい。

マヤナッツは食物繊維やアミノ酸を多く含むことから“スーパーエナジーフード”とも言われ、全国100以上の店舗で扱われています。


都留市にあるカフェではカレーやタコス、スムージーやケーキなどほとんどのメニューにマヤナッツを使用しています。

cafe織水 店主 若林昌彦さん:
(使っている理由は)飲んでいてとか食べていて美味しかったっていうのと、栄養価が高いっていうところ

マヤナッツカンパニー 代表 大田美保さん:
こんなに商品展開しているのは日本ではもちろん私だけだし、世界でもうちだけ。
商品開発が面白かったし、いろいろ大変なところもあったっていう感じ

福岡出身で洋服のデザインや福祉関係の仕事をしていた大田さん。
マヤナッツを輸入し商品化したのは18年前に見た光景が背景にありました。