水上バイクに女児、片手でアヒルの浮具を抱え…


高島さんは泣きじゃくる女の子をバイクに乗せます。
そして、アヒルの浮具を片手に女の子の指さす方向へバイクを走らせ無事、家族のもとへ送り届けました。


高島和人さん:「遊泳区域のなかに僕ら水上オートバイは本来入ってはいけないので一瞬躊躇しましたね。でも、1番何を先決するかって言ったら女の子を安全にけがなく親御さんのもとへ届けることが一番使命だろうなと…。後から何言われてもいいわと思って。人の命に勝るものってないと思うので」

女の子は小学3年生で名古屋市から家族で遊びにきていたといいます。
水上バイク歴15年。その機動性を生かしてこれまでも、水難事故の救助活動に積極的に協力してきた高島さん。


実際に女の子を乗せた水上バイクには「機動救難隊」の文字がありました。
女の子を救助した 高島和人さん:「自分が海におる間は少しでも事故を減らすことができればと思っています」
