ロシアのショイグ国防相は、ウクライナに供与される見通しのF16戦闘機について「20日もあれば撃墜できる」と述べ、欧米をけん制しました。

ショイグ国防相は1日、ロシア軍幹部らと会議を開き、「NATOの新兵器が供与されたにも関わらず、ウクライナは苦戦している。われわれの部隊は前進し、より有利な位置を取っている」と主張。アメリカが供与した長距離ミサイル「ATACMS」をこの1か月で6発迎撃したなどと強調しました。

そのうえで、オランダやデンマークなどが供与を表明したアメリカのF16戦闘機について、「我が国の防空システムの性能からすれば20日もあれば撃墜できるだろう」と語り、欧米をけん制しました。

ウクライナが実際にF16戦闘機を運用するためには訓練などが必要で、少なくとも数か月はかかる見通しです。