片足のないネコが相次いで見つかった問題で、警察は危険なワナが仕掛けられた可能性があるとして捜査をはじめ、11月1日、緊急のパトロールを行いました。
片足が切断され思うように動けないネコ。

ネコの保護団体はこの1年余りに7、8匹を確認しています。

NPOねことも やまなし益田陽子代表理事:
悲しいというより怒り

片足を失ったネコは昭和町上河東から中央市若宮の半径およそ1kmのエリアで相次いで見つかっています。

警察にも複数の情報が寄せられ、11月1日、このエリアで緊急のパトロールが行われました。
羽田明莉記者:
雑草が生い茂って地面が見えないところを中心にワナを確認しています。

パトロールには警察官と中央市の職員らおよそ20人が参加し、金属探知機と杖を使って危険なわなが仕掛けられていないか念入りに調べました。

パトカーの拡声器で呼びかけ:
「危険なわな思われるモノを発見した時は警察に通報してください」


危険ワナ…
ネコを診察した獣医師が指摘するのは…
金属で野生動物の足を強く挟み込む「トラバサミ」です。

狩猟用のワナは自治体の許可なく設置することはできず、ネコや犬をとらえる目的で設置すると住宅の敷地内など私有地であっても違法となります。

南甲府警察署 芦澤恒生活安全課長:
動物の愛護および管理に関する法律の違反で捜査を開始している。(けがをしたネコやわなを)発見した際には通報をお願いしたいと願う。

1日はケガをしたネコやワナは見つかりませんでしたが、警察は捜査を継続し関係団体も情報の提供などで協力することにしています。

















