深刻な人手不足などを受け、伊予鉄道の郊外電車や市内電車の一部の路線で1日から減便が始まりました。また、伊予鉄バスも一部で減便となります。

(城 健大呂記者)
「今日から市内電車などで減便運転が始まります。利用者はどのように受け止めているのでしょうか」

1日から減便が始まったのは、市内電車の松山市駅と道後温泉駅を結ぶ「松山市駅線」と、本町六丁目駅を結ぶ「本町線」です。

このうち「本町線」は、運行時間が平日の朝から午後1時台までとなり、夕方から夜の運行は全て取り止められます。

(本町線を通勤で利用する人)
「便数が少なくなってきている。日曜・祭日も無いし土曜日も無い。やはり困る。ギリギリまで働いて帰るので、別の路線を使って遠回りとなると、ちょっと不便かなと思う」

(本町線を通勤で利用する人)
「夕方の便が無くなったのでちょっと不便だが、環状線もあるので、あまり影響はない」

また「松山市駅線」では、これまで昼間の時間帯は10分間隔だった運行が12分間隔となります。

このほか、松山市駅を発着する郊外電車の「郡中線」も、土・日・祝日の昼間は20分間隔の運行となり、夜の時間帯も減便となっています。

さらに、松山観光港リムジンバスや新居浜特急線など、バス路線でも減便が始まりました。

今回のダイヤ改正について、伊予鉄グループは「運転士不足は非常に深刻な状況で、利用者への影響をできる限り抑えながらの減便になった。ご理解をいただきたい」とコメントしています。