外国人旅行者9月時点で1700万人。買い物代減少しコト消費増加

日本を訪れた外国人旅行者の数はコロナの影響で大きく減少していたが、2023年は9月までで1700万人を超えて大幅に回復している。

何にお金を使ったのかを2013年と比較してみる。買い物代が32.7%から25.5%と減少している一方で、娯楽サービス費をはじめ宿泊費や飲食費などを含むいわゆるコト消費は増加しているということだ。
――2回、3回と訪ねてくると、モノよりコトということになってくるのか。

BNPパリバ証券 グローバルマーケット統括本部副会長 中空麻奈氏:
私がケニアに行くときはサファリツアーをしますが、ケニアに住んでいる人はサファリツアーはしないでしょうから。次々新しい発見をしてもらって日本にお金を落としていただけるといいなと思います。
――代表的な観光地だけではなく、コト消費であればいろいろな地方にもチャンスあるかもしれない。
BNPパリバ証券 中空麻奈氏:
いろいろな体験をしにというのもあるでしょうし、体験に行くときにそこのゾーンや隣の県とかに泊まってもらうとかいろいろなことが可能だと思います。しかも今円安ですから、もっと工夫をして、もっとお金を落としてもらうことを考えたらいいなとも思いますし、外国の方用の価格があってもいいのではないかとさえ思ってしまうぐらいの状況になってきたなと思います。
(BS-TBS『Bizスクエア』10月28日放送より)