2009年、新潟市東区でタクシー運転手が殺害され売上金が奪われた事件から、1日で14年となりました。事件現場では、捜査関係者があらためて情報提供を呼びかけました。
新潟市東区の事件現場では捜査関係者や遺族らが被害者の遺影に花を手向けて黙祷しました。

この事件は2009年11月1日、タクシー運転手の阿部次男 さんが車内で何者かによって殺害され売上金を奪われたものです。

警察はJR新潟駅南口から最後にタクシーに乗った男が事件に関与したとみて行方を追っています。

警察は現場周辺で男の写真が入ったチラシを配り情報提供を呼びかけました。
この事件は有力情報に上限300万円を支払う報奨金制度に指定されています。

先月末までにおよそ980件の情報が寄せられているということですが、容疑者の逮捕には至っていません。
新潟県警本部 捜査第一課 坪谷佳伸 課長
「事件発生からまもなく14年たつが、いまだにいい報告ができないのが非常に残念に思ってますし、忸怩たる思いというところが率直な所です。警察への情報提供をお願いします」

被害者の妻
「14年て言われても長いみたい、短いみたいな、とにかく一日も早く犯人を捜してもらって、主人に上で本当の意味で休んでもらいたいと思います」

警察は、年々情報提供の数が減っているとして、些細な情報でもいいので寄せてほしいとしています。