四国電力は今年度上半期の決算をまとめ、経常利益が前の年の約4倍となるなど業績が回復していると発表しました。

四国電力の上半期の販売電力量は前の年に比べ5.7%減少し、売上高も4008億円とわずかに減少しました。しかし経常利益は646億円で過去最高となるなど大幅に伸ばしました。

四国電力では燃料価格に応じて電気料金が変動する制度により、収益にずれが生じたのが一因と説明していて、約250億円プラスに働いたということです。

(四国電力 長井啓介社長会見)「全社一丸となって経営の効率化にまい進し、電力の安定供給の確保、そしてまた棄損した財務基盤の改善に努めていく必要がある」

一方で、電気料金の引き下げについては、中東情勢が不安定なことなどから、慎重な姿勢を示しました。