「パソコンがウイルスに感染した」などのうその電話で、山口県周南市の男性(70代)が電子マネー155万円分をだまし取られました。

警察によると、10月29日、周南市の70代の男性が自宅のパソコンでインターネットを使っていると、突然画面がロックされ、「ウイルスに感染した」という音声ガイダンスが流れました。

男性が画面に表示された番号に電話したところ、片言の日本語を話す男から「パソコンを元に戻すのに金が必要」などと何度も金を要求されます。

男性は男に指示されるまま市内のコンビニエンスストアで電子マネーカードを購入し、コード番号を伝えてあわせて155万円分をだまし取られました。

県内で9月末までに確認されたうそ電話詐欺の被害は63件で、被害額は1億4000万円に上っています。

警察は「電子マネーを購入させコード番号を要求するのは詐欺の手口」と注意を呼びかけています。