花園への切符をかけた全国高校ラグビー新潟県大会。激しい雨の中で行われた北越と開志国際の決勝は手に汗握る接戦となりました。
強力なフォワード陣を要し25年ぶりの花園出場を目指す北越と、強烈なアタック力を誇るバックス陣で3連覇を目指す開志国際。
北越はペナルティゴールで先制すると、さらにモールで押し込みそのままトライ。コンバージョンキックも決めて10点差を付けて前半を終えます。
後半は激しい雨の中、一進一退の激闘となりました。
開志国際がチャージからのトライとキックで3点差に詰め寄ると、北越はまたもモールで押し込み、2つ目のトライとキックで再び10点差に。
ただ、開志国際は諦めませんでした。再び3点差に詰め寄り「トライで逆転」という場面で北越を攻め立てます。
ただ、北越のディフェンス陣が踏ん張りました。
北越が17-14で逃げ切り、25年ぶり2度目の花園出場を決めました。
北越 大橋武生 主将
「ここまで支えてくれた人たちに感謝。他の都道府県代表のチームに、北越の強みである“前に出るディフェンス”だったりモールだったり、自分たちの強みを生かして一勝でも多く勝っていきたい」
北越 増田宇宏 監督
「3年生が3年間懸けた分をこの60分間に出してくれたんじゃないかなと思います。私自身も3年生に感謝です。開志国際さんの分、また他の新潟県の高校ラガーマンの気持ちを背負って、花園では私も含めて一生懸命頑張りたい」
北越のメンバー15人全員が3年生でした。3年間積み上げたものを発揮して決めた花園出場だったのではないでしょうか。
全国高校ラグビーは12月27日から始まります。
【試合結果】
北越 17-14 開志国際
(前半:10-0、後半:7-14)
【得点】
前半 7分 北越 ペナルティーゴール(3-0)
前半18分 北越 トライ~ゴール成功(10-0)
後半13分 開志国際 トライ~ゴール成功(10-7)
後半25分 北越 トライ~ゴール成功(17-7)
後半27分 開志国際 トライ~ゴール成功(17-14)