弘法大師・空海の生誕1250年を記念して、香川県善通寺市の総本山善通寺に「空海が生まれた場所」が再現され、初公開されました。

190年前に作られた空海の像が、生まれたといわれる奥殿を再現した場所で公開されています。総本山善通寺の御影堂にある実際の奧殿は、空海の母・玉寄御前の部屋があった場所で、空海が生まれた聖地とされ、公開されていません。

公開された奥殿は、生誕1250年を記念して再現されたもので、移動させた像に魂を入れる開眼法要が行われました。

実際に奥殿に置かれている、色彩が鮮やかに残る四天王像などとともに普段は秘仏とされている空海像が公開されるのは初めてです。

(総本山善通寺 菅智潤法主)「お誕生のご聖地におまつりしておりますお大師様をお参りいただいて、お大師様をまじかに感じていただければ」

1250年間、多くの人を導いた弘法大師空海に思いをはせる。再現された奥殿の公開は来月26日までです。